2016.07.25. Mon

取り組み

理美容師の感性を磨き人と企業を育てる環境整備|リビアス最大の文化を紹介します!

リビアスの行っている様々な取り組みの中で、最大の文化となっているのが環境整備です。

そのユニークな取り組みと、環境整備によって絶大な効果を上げていることから、メディアからも注目されています。

サロンの生産性を上げるための取り組み|NEXT LEADER8月号にリビアスの環境整備が紹介されました!

2016.07.05
環境整備は、2010年に株式会社武蔵野の小山昇社長に師事を受け導入。導入後は売上、店舗数、社員数など全てが倍以上になっています。

リビアスを変えた毎朝30分の掃除。理美容師の感性を磨き、人と企業を育てる、リビアス最大の文化「環境整備」を紹介していきます。

目次

環境整備の目的は、仕事のやりやすい環境を整え、仕事に備えること
環境整備で「人」「物」「情報」の3つを整えている
人的環境整備|環境整備で組織に必要な人を育てる
物的環境整備|物を使いやすく整理整頓し、仕事に備える
情報環境整備|情報の見える化を徹底して行い、数字に対する意識を植え付ける
環境整備を継続するための仕組み
毎月1度は社長や幹部が点検を行っている
年に1回、全社員が研修を受ける
なぜ、リビアスに環境整備が必要だったのか?環境整備導入秘話
環境整備導入前のリビアス
毎朝30分の環境整備が会社を変えた!
環境整備を導入したことによって、売り上げが5倍になった!
まとめ
環境整備の目的は、仕事のやりやすい環境を整え、仕事に備えること
環境整備の目的は仕事のやりやすい環境を整え、仕事に備えることです。ゴミや埃を取り除いて、会社を綺麗にすることだけを目的に行っているのではありません。

掃除は環境整備を行うための手段であり、目的は仕事のしやすい環境を整えることにあります。

では、なぜ、環境整備を行っているのか。

それは、環境整備が組織に必要な人財を育て、社員の価値観を共有し、強固な土台を創ることに必要だと考えているからです。

実際にどのような方法で環境整備を行っているのか紹介してきます。

環境整備で「人」「物」「情報」の3つを整えている
人と物と情報。この3つの整頓を行うことが環境整備の具体的な方法です。

リビアスの経営計画手帳にも整理と整頓について記載されています。

【整理】

いる物といらない物を明確にし、必要最小限までいらない物、使わない物を捨てる。

【整頓】

  1. 整頓物の置き場を決め、名前を表示し数字をつけて管理する。
  2. 物の向きをそろえる。置き方は平行・水平・垂直・直角・直線とする。
  3. 使った物は元の位置に戻す。


経営計画手帳から引用

それぞれ、人的環境整備、物的環境整備、情報環境整備と呼んでいます。

人的環境整備|環境整備で組織に必要な人を育てる
強い組織を作るためには人の力が必要です。土台となる人や文化が弱ければ、どのようなサービスを作っても発展してきません。

リビアスの環境整備では、毎日30分間、新聞紙1枚分の担当スペースを丁寧に磨きます。毎日小さなスペースを徹底的に綺麗にすることで、次第にごくごく小さな変化に気がつくようになります。

これを毎日繰り返すことで、感性が磨かれます。感性とは気付く力です。

この「小さな変化に気が付く力」が理美容師には、とても大切です。

お店に来店されたお客様の言動や雰囲気から、お客様の求めていることを察する。センスや感性の求められる理美容師だかこそ、環境整備を行い、感性を養うことが必要だと考えています。

また、強い組織になるためには、同じ志や想いを持ち、価値観を共有することが必要です。

環境整備という全社員共通の文化があることによって、共通の価値観を創りやすくなるのです。

物的環境整備|物を使いやすく整理整頓し、仕事に備える
リビアスでは、全ての物の配置と置き方を決めています。

物の配置を定め、整理整頓を行うことで物が使いやすくなります。

定位置が決められているので、使う時に探す手間が省けるため時間の短縮になります。さらに、管理する場所毎にそれぞれ担当者を決めることで、きちんと管理がされるようにしています。

これも、物を使いやすくし、整理しておくことで仕事に備えているのです。

情報環境整備|情報の見える化を徹底して行い、数字に対する意識を植え付ける
情報環境整備で取り入れているのは、数字の見える化です。

どこの店舗がどれだけの黒字(もしくは赤字)なのか?対前年比、前月比はどうなのか?目標に対しての進捗はどうなのか?リビアスの社内には、至るところに数字の進捗が掲示されています。

また、サイボウズという情報管理システムを導入しており、何か新しい動きや変化があればすぐに全社員に共有できるようになっています。

会議でも、業績の良いところと悪いところの数字を示しながら、どうしていくか検討が行われます。

見える化された情報を元に話し合うことで、全社員の数字に対する意識が植えつけられ、会社の状況を把握することができるのです。

組織が強くなるためには、しっかりとした土台が必要です。環境整備はこの土台を創るための仕組みです。

木で例えるなら根っこの部分です。大きな木に成長しようと思えば、根っこが大きくならないと成長できません。

人を育て、文化を作るために、人・物・情報を整理しています。

環境整備を継続するための仕組み
環境整備を継続するためには、仕組みが必要です。仕組みがなければ、ただ1回か2回やっただけで終わりとなってしまいます。

リビアスでは、環境整備の結果が人事評価に反映されるようにし、全員がモチベーションを保ち続けるための制度を作っています。

毎月1度は社長や幹部が点検を行っている
毎月1度、必ず、社長や副社長、幹部が店舗を巡回し、環境整備ができているかの点検を行っています。

21項目を120点満点で採点し「どこができていて、どこが抜けているのか」「前月と比較してよくなっているのか、悪くなっているのか」を判断していきます。

点検の結果は人事評価に反映されるようになっています。

高得点をとったサロンには、食事券が支給されたり、昇給の対象となりますが、低得点が続くサロンは店長が降格となります。自分の評価に影響があるので、環境整備をしなくてはいけないという義務感がうまれます。

こうすることで、やらざるを得ない状況がうまれ、全社員が環境整備に取り組めるようにしているのです。


年に1回、全社員が研修を受ける
環境整備を定着させるためのもう1つの仕組みが「環境整備導入研修」です。

全社員、1年に1回は必ず受けなければいけない研修として定められています。

朝から夜まで1日かけて、環境整備の目的や、歴史、実績、やり方などを学び直しています。

なぜ、リビアスに環境整備が必要だったのか?環境整備導入秘話
そもそも、なぜ、リビアスに環境整備が必要だったのでしょうか。

導入までのエピソードをお話ししていきます。

環境整備導入前のリビアス
リビアスが環境整備を導入したのは、2010年です。当時のリビアスは、新規店舗の出店を次々に行い、企業が大きくなっている真っ最中でした。店舗の出店に伴い、パートナーも増えていきます。

しかし、店舗展開はしていくものの「従業員とのコミュニケーションがうまくとれない。」「中身が伴っていない」というのが、大西社長の考えていた課題でした。風船が膨らんでいるような状態です。中身がなく、膨らみ続ければ、いつかは破裂してしまいます。

そんな状況の中、「何か組織を変える手段がないか」「何とか皆んなの気持ちを一つにできないか」と考えていた大西社長がある時1冊の本に出会います。それが、株式会社武蔵野の小山昇社長が書かれた「朝30分の掃除から儲かる会社に変わる」です。

出典:小山昇の公式ホームページ

小山社長は、環境整備の第一人者で、年間500社を超える企業の指導を行う経営コンサルタントです。
そして、小山社長に会い、講演会で話を聞いた大西社長は「この方から経営について学びたい」と思ったと話されます。

小山社長に師事を受けるための条件の一つが会社に環境整備を導入することでした。

そこで、リビアスでも環境整備を導入することが決まったのです。

毎朝30分の環境整備が会社を変えた!
環境整備は始業後すぐに始まります。朝行う環境整備は30分間の掃除です。新聞紙1枚分の担当場所が決まっており、徹底して磨きあげます。

導入してすぐの時は、急激な環境の変化から不満を漏らす人やリビアスを去っていく人も中にはいました。

しかし、この環境整備を続けることが、リビアスには必要だと信じ続けていきます。

環境整備を導入し毎月の点検も始まりました。

点検のために大西社長が自ら全国の店舗を巡回するようになります。ここにも大きな目的がありました。

店舗を回ることで現場で働くパートナーと直接話をすることができます。

強い組織を作るためには、働く人同士の信頼関係が必須です。信頼関係を築くためには、時間と場所を共有するしかありません。

毎月、社長が回ることで、パートナーと時間と場所を共有することができるようになりました。

その結果、社長と社員、幹部と社員の距離が近くなり、コミュニケーションが増えるようになりました。

こうして、徐々にリビアスが変わっていきました。

実際に、環境整備を導入してから今年で6年目になりましたが、導入前と比べるとはるかに業績が良くなっています。

環境整備を導入したことによって、売り上げが5倍になった!
まず、売り上げです。これは、導入前の2009年と比べると15億円以上上がっています。

出店する店舗の数も増え、2009年は110店舗だったのが、今では235店舗になりました。

さらに、リビアスで働くパートナーも172名から400名へと増えました。

また、月に1度の点検を通じて、社長や幹部が現場へ出ることで、働くパートナーとコミュニケーションを深めることができるようになりました。

人間関係や働く環境が整ってきたことによって、働きやすい会社へと変わっていったのです。

まとめ
環境整備はリビアスの文化そのものです。

環境整備導入研修の中で大西社長はこのように話されていました。

「僕自身、誰よりもリビアスを良い会社にしたいと思っています。僕の私欲のためでなくて、ここで働く方が幸せになれる会社、リビアスと関わる人が幸せになれる会社です。今まで、そのことだけを考えてやってきて、ここまで成長できました。これからももっともっと良い会社にしていきたいと思っています。これからも1日でも長くリビアスで働く皆さんと一緒に仕事がしたいと思っています。」

リビアスは、今なお、発展途上の会社です。これからも、進化と変化を繰り返しながら成長していきます。

成長に必要となるのは、人です。そして、人を育てるのは文化です。

リビアス最大の文化である環境整備は、リビアスを成長させる最大の仕組みとなっています。

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